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正しい夏

 三秋縋は、自分が一度も「正しい夏」を送ったことがないと思ってしまうことを「サマー・コンプレックス」と名付けた。これが反響を呼び、何故か脳内にある「正しい夏」に苦しめられている人が結構いるということが発覚した。

 

 僕は今日(もう昨日か)、家族で花火大会に行った。僕は別に行きたくないんだけど親父が毎年行きたがるのだ。

 

 うちの親父は正月には駅伝を見に行きたがるし、春には花見をしたがるし、土用の丑の日にはうなぎを食べたがり、秋になったらどう京都に行きたがる。

 

 僕はそういうのに興味がない。毎年やっとかないと気が済まないという気持ちがわからない。別に花火なんて見なくたっていいじゃないか。混んでるし、ずっと見てると飽きるし、首も痛くなる。

 

 親父はどう思っているのかな?別に花火の美しさを堪能しに行ってる感じではなさそうだし、ただ単に出かけるための口実が欲しいだけなのかもしれない。分からないけど。僕も親父になればわかるのかな?今はなる気ないけど。

 

 それから兄貴が夏っぽいことがしたかったと言い出した。祭りとかに行きたかったらしい。最近やたら陽キャ、陰キャと言うようになったので変だなぁと思っていたがそういうことだったのね。自分が陽キャラだったら夏っぽいことができるのに…と言っていた。

 

 祭りやら花火大会やら海やらは確かに夏っぽい。でも別にそれだけが夏じゃない。どんなことでも夏にやれば夏っぽくなるとおもう。家にいるだけでも夏っぽいし歩いているだけでも夏っぽい。祭りや花火大会とかに限定する必要などないと思う。

 

 金が溜まったら旅に出たい。四国とか九州に行って見たい。パスポート取って海外に行くのもいいな。

 

 

 

 一般的に夏っぽいことをしなければいけないと思ってしまうと仕事みたいになってしまってつまらない。夏なんだからとかあんまり意識せずに過ごしていたい。